前回はガム噛みがダイエットに効果的というお話でした。
よく噛むことは、体に良い様々な効果をもたらします。
今回は、噛むこととストレスの関係についてです。
ストレスは、その状態が長引くことで心身に悪影響を及ぼします。
免疫力が低下し、病気にかかりやすくなったり。
思考力が落ち、それは記憶力の低下にも繋がります。
ストレスは、様々な心身の不調への入り口とも言えるでしょう。
ですが、そんなストレスに「噛む」ことは効果があります。
よく噛むことは、そのストレスを解消させることが出来ます。
ストレスのかかった状態でガムを噛むと、ストレス反応を起こすホルモンの分泌が抑えられます。
これにより、ストレスを緩和させることが出来、ストレスのかかる状況に強くなるのです。
イライラした時などは、ガムを噛んでストレスを解消しましょう!
・噛んで記憶力UP
よく噛むことで記憶力をアップさせることが出来ます。
五感と呼ばれる視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚は記憶と深いかかわりがあります。
記憶における主な感覚は視覚・聴覚ですが、その他の感覚もまた重要です。
記憶は、感じる感覚が多いほどより記憶力が高まります。
これは、感覚が多いほど記憶力に関係する脳の活動領域が広がる為です。
勉強の際、見るだけでなく声に出したり書いたりすると効果的と言われるのはこれが理由です。
ちなみに、五感の中で最も記憶に残るものは嗅覚と言われています。
勉強でも覚えたいことを匂いと結びつけることで、より効果を高めることが出来るかもしれません。
食事は五感からの情報を同時に脳に取り込むことのできる唯一の方法とされています。
よく噛むことで、より多くの情報が脳に伝わります。
また、噛むことは海馬を活性化させることが出来ます。
海馬は記憶を司る器官で、新しい記憶が一時的に保存される所です。
海馬はデリケートな器官のため、ストレスにとても弱いという特徴があります。
ストレスが続くと記憶力が低下するのもこれが原因です。
ですが、上記の通りガム噛みでストレスは緩和できます。
これにより、海馬の敵であるストレスを抑え、更に噛む刺激で海馬を活性化させ、記憶力を高めることに繋がります。
最後に、むし歯などで歯が上手く噛めない、という時があるかと思います。
「噛めない」状態が続くと、脳はそれをストレスと感じてしまいます。
むし歯などで上手く噛めないという方は、治療により噛める状態にしてストレスをなくしましょう!
歯を健康に保ち、よく噛んで食べる生活を続ける。
それは、ストレスを解消し記憶力を高めることに繋がるのです。