「かかりつけのを歯科医院もっていますか」と尋ねると80~90%の人が
「もっている」と答えます。
しかし大事なのはそのかかりつけの中身です。
悪くなるたびに治療に行く歯科医院は、本当のかかりつけではありません。
何故なら悪くなるたびにかかったのでは、治療を受けるたびに歯の状態は以前より悪くなってしまうからです。
つまり治療しても、歯の状態はどんどん悪化してしまいます。
こんな受診ではいくら頻繁に通院していても患者さんの健康にプラスにはなりません。
また年に一度、定期健診を受け悪いところがあったら治療する。という定期点検型も本当のかかりつけとは言えません。
「かかりつけ歯科医院」のキーポイントは個々の人のリスクに応じたケアを実施することにあります。
つまり、的確なリスクの検査と定期的なクリーニングが欠かせません。
治療の為に受診するのとは全く違うかかり方なのです。
「なんだ、クリーニングか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、問題が起こる前に歯科医院でむし歯や歯周病の原因となる細菌、悪玉菌の住み家(リスク歯面)を
きれいにクリーニングするだけでもむし歯や歯周病のリスクはぐっと低くなります。
そのうえで、毎日の食生活を気を付け正しいブラッシングを心がければ健康な歯と歯茎をいつまでも保つことが出来ます。
歯科医院はむし歯になってからや歯が痛くなってから行く所ではなく
そうならない為に日頃からケアして定期健診でメンテナンスを受けておくことが大切です。
☆メンテナンスは1か月~3カ月に一度というペースが理想です。