甘いものは歯によくない、その認識は年々広まり強くなっているように思います。
ただし、全く甘いお菓子を口にしない、というのも甘いものが好きな方やお子さんには難しいかと思います。
むし歯のリスクが大きいのは、間食で砂糖を撮ること。つまりはおやつです。
むし歯予防の観点からは、甘いもの(砂糖)は食事か食後、食事の時に一緒に食べることがよいとされています。
リスクの高まる間食、おやつには「代用糖」を使った食品がお勧めです。
例えば、キシリトールのガムやキャンディーなど。
普段、ハイチュウなどのガムを食べている場合は是非キシリトールに変えてみることをお勧めします。
ですが、普段のお菓子を全てキシリトールに変えようとするとなかなか難しく、うまくいかないこともあると思います。
また、代用糖、ということから砂糖より甘くないのでは・・・といった声も時々あります。
特に、子供たちの間ではそんな認識もちらほらと。まずは、食べてもらうところからです。
最初は、おやつのお菓子の一つをキシリトールに変えてみるなど、少しずつ進めてみてはどうでしょうか。
おやつに上手くキシリトールを組み込んで、むし歯のリスクを減らしましょう!
キシリトールは砂糖と同じ甘さで低カロリーです。代謝にインスリンが不要、という点からダイエットや栄養管理にも使われています。
またむし歯の原因である酸を抑制し、歯の石灰化を促進します。
これによりむし歯自体のリスクが下がり、歯が丈夫になります。歯の予防にはとても効果的です。
ガムは、唾液の分泌を促進し、口内の酸を中和するため、酸性の口内環境の改善に役立ちます。
ただし、うまくガムが噛めない子や2歳まではタブレットがお勧めです。
ガムは慣れない子は飲み込んでしまう危険があります。
タブレットは舐めて溶かすことが出来れば大丈夫です。
キシリトールがなるべく長く口の中にあると効果的なので、がりがりとかみ砕かないようにしましょう。
1日3回、これを3か月続けてみてください。
歯磨き前後どちらでもいいので、習慣化させることで予防の効果は高まります。