雨の日が続く梅雨。
気圧が下がり、更に湿度も高くじめじめとした季節です。
この時期は、なにかと不調が起こりやすい時期でもあります。
なかでも、雨の日は歯が痛むということはありませんか?
それは気圧の急な変化により、歯の内部、神経に圧力がかかることで起こる痛みです。
これは気圧性歯痛といって、健康な歯ではほとんど起こりません。
むし歯や治療途中の歯など、歯になにかしらの異常がある場合に起こりやすくなります。
もし、普段はなんともないのに雨の日だけ痛む、という方は歯科を受診することをお勧めします。
気圧の変化による不調ともう一つ、湿気による不調もあります。
梅雨の主な不調としては、食欲不振、体のだるさ、むくみ。
下痢や頭痛、うつ病なども。
また、歯周病が悪化しやすい時期でもあります。
梅雨は長雨により湿度が高い時期です。
人間の体にはたくさんの水分があります。健康のために欠かせないものですが、必要以上の水分は体に対し悪影響を及ぼします。
空気中の水も、体内の水分を増やす要因の一つです。
湿度が高くなると、体に取り込まれる水分も増えます。
取り込まれた水分は体内で調節されますが、それが上手くいかないと体調不良の原因となります。
また、梅雨は雨が続くことにより体内の水分が発散しにくくなります。
それが免疫力を低下させ、体調不良を起こしやすい状態にしてしまいます。
なかでも、胃腸が弱い方や、汗かきの方などは症状が悪化しやすいとされています。
そんな梅雨の不調、食べ物から対策をとるのも一つの手です。
主に黒豆などの豆類。きゅうりなどの瓜。昆布、ワカメなどの海藻。
これらは体の水分を外に出す働きを助ける食べ物です。
日頃この時期は特に体調不良に悩まされるという方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に、梅雨は食中毒が起きやすい時期でもあります。
清潔を保つために手洗いは念入りに。また、食材は早めの消化を心がけましょう。
じめじめとした梅雨を乗り切り、夏に備えましょう!