お子さまの予防
むし歯にならないための予防について
むし歯予防のための5つの秘訣
むし歯を予防するためには、次の5つに注意して生活することが大事です。
- 歯磨きの習慣、歯磨きの上手さ
- 唾液の量、性質、むし歯菌の酸を中和し、殺菌する能力、歯の強さ
- 食生活(何を食べているか。特に砂糖に注意)
- 食事やおやつの回数、時間
- お口の中のむし歯菌の種類、量
当院のむし歯予防法
当院では、安全かつ楽しいオリジナル予防法を提案。
むし歯ができる原因をお伝えして、
大切な歯を守るために、
日頃からむし歯になりにくい習慣を持っていただくよう努めております。
保護者も子どもも、むし歯予防に楽しみながら取り組めるプログラムを用意しております。ぜひ、お気軽にお問合せください。
フッ素塗布について
歯科医院で使われる「フッ素」とは、「フッ素化合物」のことです。フッ素使用は厚生労働省も推奨。1歳半検診などですでにフッ素塗布している歯科医院もあります。フッ素を塗布すると、歯の表面のエナメル質が強化され、歯が溶けにくくなります。また、初期のむし歯を唾液中の成分が修復する再石灰化を促進し、むし歯菌の働きを弱める効果もあります。市販の歯磨き粉にもフッ素が含まれているものがありますが、フッ素の濃度は低めに抑えられています。 歯科医院では市販よりも高い濃度のフッ素を安全に塗布するため、効果的にむし歯を予防できます。
キシリトールについて
キシリトールは、身近な野菜や果物(イチゴやカリフラワーなど)にも含まれ、自然界に存在する人間にとって安全な食べ物です。FAO(国際食料農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同規格委員会によると、摂取量が限定されない安全性の高い食品として分類されています。キシリトールはむし歯菌のえさになりません。むし歯菌が酸をつくることができないため、キシリトールを習慣的に使うことで、口の中がむし歯菌の居心地の悪い環境になります。むし歯菌が減ってむし歯になりにくい菌が増え、むし歯予防につながるのです。
定期検診について
むし歯にならないための通院を
むし歯予防のために、1~3カ月に1回、通院していただくことをおすすめしています。
3歳になる前からお越しいただくと、むし歯予防に効果的です。
検診の内容
お口の中のチェック、歯磨き指導、フッ素塗布など
おうちでできる予防法
1家庭内感染(感染の窓)を予防する
むし歯は細菌による感染症です。生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌がないのに、ほとんどの乳幼児がむし歯菌を持っています。これは、周囲の大人から感染していることを意味しています。”感染の窓”ってご存知でしょうか?1歳6か月から3歳くらいの間は”感染の窓”と呼ばれる母子感染しやすい時期なのです。例えば、お母さんが使ったスプーンを使って食事をあげていると、細菌が食べ物と一緒に赤ちゃんのお口の中に入ります。母子感染のリスクを減らすために、食器は別のものを使いましょう。また、赤ちゃんと接する大人たちが、普段からお口の中を清潔にしておくことが大切です。一緒に暮らしている大人のむし歯予防が、赤ちゃんのむし歯を防ぐことにつながります。
2仕上げ歯磨きをする
1本でも歯が生え始めたら、食後の仕上げ歯磨きを習慣にしましょう。就寝中は唾液の量が減ってむし歯菌が繁殖しやすくなりますので、特に就寝前には歯をしっかり仕上げ磨きしましょう。
3食生活に気をつける
むし歯菌は糖質を食べて酸をつくり、歯を溶かしていきます。ジュースやチョコレート、飴など砂糖の取りすぎにはご注意ください。おやつはダラダラ食べるのではなく、時間と量を決めて食べましょう。唾液にはむし歯を防ぐ働きがありますので、食事はよく噛んで食べることが大切です。
院長からのメッセージ
当院ではお子さまの歯磨き指導と同時に、歯が生え始めたばかりのケアや、仕上げ磨きの方法についてもお伝えしています。
遊びに来る感覚で、お越しくださいね。
マタニティ歯科
マタニティ歯科の大切さ
マイナス1歳からのむし歯予防
妊娠中はホルモンバランスが崩れるため、歯周病が進行しやすくなります。
出産後は子育てで通院が難しくなるため、妊娠中にケアしておくことが大切です。
マタニティ歯科は、生まれてくるお子さまのために重要な意味があります。お母さんがむし歯菌を持っていると、母子感染でお子さまもむし歯になりやすくなってしまうのです。
生まれてくるお子さまのために、まずはお母さんがお口の健康状態に興味を持ち、お口をきれいにしていただくことが大切です。
出産準備の一つとして、クリーニングをおすすめします。
マタニティ歯科について
① 生まれてくるお子さまのむし歯予防の準備をします。
出産後は育児が始まり、慌ただしい毎日になってしまいます。
赤ちゃんが生まれる前から、むし歯の予防の準備をしっかりしておきましょう!
② 妊娠中のお口のトラブルを防ぎます。
妊娠中はホルモンの影響で歯肉が腫れや出血、歯周病などのトラブルが起きやすくなります。
お口のお手入れをして、快適な妊娠生活を送りましょう。
妊娠中にむし歯予防の知識をつけておきましょう!
4歳までにむし歯のないお子さまは、むし歯菌のいない口内環境ができるため、一生むし歯をつくらない可能性が高くなります。
4歳までにむし歯をつくってしまうお子さまは、歯磨きが下手でむし歯ができているわけではなく、ご家族がむし歯予防に大切なことを知らないことが原因です。
塾や習い事と同じで、親が熱心な子どもは伸びるのが早く、上手くいくことが多いもの。
むし歯予防も親が熱心な方は、ほとんどのお子さまがむし歯ゼロを達成しています。
妊娠中、生まれてくるお子さまのことをじっくり考えてあげられる時期に、まずご自身の歯に関心を持って、むし歯予防の知識を得てほしいと思います。
マタニティ歯科ですること
レントゲンや麻酔は、赤ちゃんへの影響はありません。
治療が必要な場合は、安定期(4カ月~9カ月)に行います。
所要時間 約60分
※当院は予約制です。
院長からのメッセージ
妊娠期は、お母さんのお口のケアに最適な時期です。
生まれてくるお子さまのために、むし歯ゼロを目指す予防方法もお伝えしております。
気になることやご心配なことがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。